講師 久世 佳典 Yoshinori Kuse


 

 

理学療法士(修士)
ファンクショナルローラーピラティス(FRP)マスタートレーナー
ポールスターピラティス コンプリヘンシブ認定(リハビリコース)インストラクター
公益財団法人日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)
NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
側弯トレーニング認定トレーナー

 理学療法士の免許取得後、そのまま大学院に進学し、研究を行いながら様々な分野で臨床経験を積む。 修士取得後、岡山市内の整形外科クリニックで勤務し、一般人からバレーボール、ソフトボール、体操、エアロビクス等の日本を代表するトップアスリートまで幅広い層のリハビリテーションに関わる。クリニック内には、ピラティスイクイップメントも導入し、ピラティスを中心とした運動療法も取り入れ、自身の契約スタジオにてインストラクターの育成も行っている。2015年には国境を越え、中国福建省でも養成を行った。
 また現在は、中学女子バレーボールチーム中心に関わり、全国中学校大会やjoc全国都道府県対抗中学バレーにトレーナーとして帯同し、選手のサポートを行い、全国でも上位の成績をおさめている。昨年より車いすテニスの日本代表チームにも関わり活動の幅「を拡げている。
 そして若いセラピスト達の成長の場として、どんどん活発に発表や意見する場を作りたいというコンセプトのもと、勉強会グループであるFirst academyを立ち上げるとともに、自身も様々な勉強会講師として県内・外で活動している。


第1部(10/6 11:00~)

『脊柱・股関節機能から紐解く歩行の再構築』

 生物学的にいうヒトが、知恵を得てこれほどまでに繁栄できたのは、直立二足歩行の能力を持つことができたからだと言われています。
 数多くの哺乳類のなかでも、直立二足歩行ができるのはヒトのみであり、その能力はヒトの長い進化の過程で獲得してきたものです。ヒトの進化が直立二足歩行の結果であるとするなら、それはすなわち、他の動物たちと身体構造的に決定的な違いをもたらしており、その構造に注目することは、人体を考える上で非常に重要な事でしょう。
 直立二足歩行を行う上でポイントとなる点が軸の伸長(エロンゲーション)と捻り(ローテーション)であり、ヒトの特徴的な骨格構造から脊柱と股関節機能を紐解いていきます。そしてそれらに新知見を交え、従来考えられている歩行とは異なる視点からヒトの歩行を捉え、再構築していきます。

第4部(10/7 14:40~)

『側弯症の診方とそのピラティスアプローチ』

 日本の人口の1~2%(130~260万人)いると言われている側弯症の方に対して、現在日本の医療では積極的な運動療法は行っていません。実際病院を受診しても経過観察を行い、進行すれば装具療法、それが駄目なら手術療法というように、ほとんどセラピストが介入せず、放置されているのが現状です。そして、側弯症のクライアントの多くは科学的根拠のない民間療法に救いを求める傾向があります。
 セミナーでは脊柱構造を正しく理解し、側弯症の特徴を知り、正しくアセスメントを行うことで、ピラティスメソッドをベースとした適切な運動療法を提供していきます。一言で側弯症といっても、個人によってカーブの方向や角度、脊柱の回旋方向は様々であり、さらに脊柱は、脚長差や頭位など脊柱以外の部位の影響も受けています。各々の特徴が違うため、やみくもに運動を行ってしまえば、その運動が側弯の助長になりかねません。側弯症の方への指導で注意するポイントや修正ポイントを含めてお伝えしていきます。